マイナビおすすめナビで紹介されました - 2024.08.30
新時代のスクールカウンセラー入門 (電子書籍)
制度開始から四半世紀が経過し、配置が拡充されているスクールカウンセラー。
変わりゆく時代の中で、その専門性への期待はますます高まっている。
本書ではチーム学校におけるスクールカウンセラーの基礎から最新の動向までわかりやすく解説。
養護教諭やスクールソーシャルワーカー、教職員との連携にも対応。
また、スクールカウンセラーの主要テーマである「いじめ」「不登校」「発達障害」を
仮想事例とともに詳説するほか、児童虐待、性的マイノリティといったテーマも網羅。
新たな時代に求められるスクールカウンセラーの基本をまとめた新定番解説。
現役スクールカウンセラーやスクールカウンセラーを志望する
心理士・学生、学校管理職、教育相談コーディネーター・生徒指導主事など教職員も必読の書。
【目次】
はじめに
参考資料
序章 スクールカウンセラーの基礎知識
1.スクールカウンセラーの歴史
(1)スクールカウンセラー誕生までの経緯
(2)活用調査研究としてのスタート
(3)黒船の到来
(4)配置の拡充
(5)米国におけるスクールカウンセラーの歴史
2.チーム学校におけるスクールカウンセラー
3.スクールカウンセラーになること
4.スクールカウンセラーとして働くこと
(1)スクールカウンセラーの雇用形態
(2)スクールカウンセラーの常勤化
(3)スクールカウンセラーのスーパーバイザー
[Column]幼稚園のスクールカウンセラー
第1章 スクールカウンセラーの役割
1.他の専門職の役割と連携
2.スクールカウンセラーの職務と規範
(1)スクールカウンセラーの職務内容
[Column]スクールカウンセラーに求められる助言
(2)守秘義務の範囲と学校への報告
第2章 学校の中でのスクールカウンセラー
1.初めて学校に入るとき
(1)勤務時間について
(2)相談活動で主に使う場所
(3)連絡調整役の教職員との打ち合わせ
(4)相談体制についての確認
(5)地域資源の理解と連携
(6)地域性を知る
(7)自己紹介の機会をつくる
2.学校内での共通認識の必要性
3.校内での活動
(1)相談や予約の方法について知らせる
(2)児童生徒のカウンセリングをどのように始めるか
(3)相談室の外での活動
(4)電話等での対応
(5)家庭訪問
(6)メールやSNSでのカウンセリング
(7)オンラインでのカウンセリング
(8)アンケート
4.問題が起こったときの対応
(1)対応の流れ
(2)ケース会議の実際
5.報告と継続的見守り
第3章 子どもの発達と悩み
1.発達の理論
(1)発達と発達段階
(2)生物心理社会モデル
(3)生態学的システム
2.発達のさまざまな側面
(1)身体の発達
(2)体力・運動能力の発達
(3)知能・思考の発達
(4)言語・コミュニケーションの発達
(5)社会性・情動の発達
(6)自己の発達
(7)インターネットの利用
3.発達段階と悩み・困難
(1)小学生の悩み
(2)中学生の悩み
(3)高校生の悩み
[Column]教職員のカウンセリングマインド
4.児童虐待、自殺、性に関する課題、学校危機
(1)児童虐待
(2)自殺
(3)性に関する課題
(4)学校危機と緊急支援・危機対応
第4章 スクールカウンセラーの主要テーマ① いじめ
1.いじめとは
(1)いじめをめぐって
(2)いじめの定義
(3)現代のいじめ
2.いじめの防止と対応
(1)いじめの未然防止
[Column]弁護士によるいじめ予防授業
(2)いじめの早期発見・早期対応
[Column]いじめ加害者へのカウンセリング
3.いじめのケースと対応例
4.いじめを減らすために今できること
(1)「いじめ神話」と向き合う
(2)未然防止を諦めない
(3)重大事態にならないように防ぐ
第5章 スクールカウンセラーの主要テーマ② 不登校
1.不登校とは
2.不登校の状況と推移
3.不登校の要因やきっかけ
4.教育機会確保法とその基本指針
5.不登校児童生徒への配慮と支援の考え方
6.不登校児童生徒への支援の実際
(1)教員やスクールカウンセラーによる支援をめぐって
(2)今後重点的に実施すべき施策の方向性
(3)魅力ある学校づくり
(4)アセスメントとスクリーニング
(5)不登校児童生徒への早期の支援
(6)心身の健康面の支援
(7)居場所づくりと学習機会の保障
(8)キャリア発達の支援
[Column]「特定分野に特異な才能のある児童生徒(ギフテッド)」の支援
7.不登校のケースと対応例
8.学校改革の必要性
第6章 スクールカウンセラーの主要テーマ③ 発達障害
1.発達障害とは
(1)発達障害の定義
(2)さまざまな発達障害
2.発達障害のある児童生徒の発達と二次的問題(二次障害)
(1)就学前
(2)児童期
(3)思春期・青年期
(4)発達障害等を併せ持つ場合の考え方
3.アセスメントと診断
4.合理的配慮
(1)合理的配慮とは
(2)発達障害のある児童生徒への合理的配慮
(3)合理的配慮提供のプロセス
(4)個別最適な学び
5.特別支援教育を行うための体制と取り組み
(1)学校内の支援体制と取り組み
(2)教育委員会による教育相談体制の整備と充実
(3)関係機関との連携
6.保護者への支援
7.発達障害のケースと対応例
8.関連する困難や他の障害等について
終章 未来の学校・未来のスクールカウンセラー
1.学校と教育観の変化
2.教員以外の専門スタッフの割合の国際比較
3.新時代のスクールカウンセラーの役割
4.新時代の学校
おわりに
引用・参考文献