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取調室のハシビロコウ

黙っていたら、壊された。ある弁護士の二五〇日勾留記

獄中メモを下敷きに、逮捕から今なお続く国家賠償訴訟の行方まで、約7年にわたる闘いをつぶさに記録したノンフィクション。

著者 江口 大和
ジャンル 社会・歴史
社会・歴史 > 社会学 > 社会科学
ノンフィクション
書店発売日 2025/01/07
ISBN 9784788720749
判型・ページ数 4-6・304ページ
定価 2,200円(本体2,000円+税)
在庫 未刊・予約受付中

推薦文:佐藤優(作家・元外務省主任分析官)

憲法で擁護されている黙秘権を行使すると検事から名誉を毀損され、侮辱される。被告人は誰でもこんな国から逃げ出したくなる。




弁護士だった江口大和さんは、2018年、人隠避教唆の疑いで横浜地検に逮捕された。

黙秘する江口さんに、検事は驚くべき罵詈雑言を浴びせた!!

本書は、江口さんの獄中メモを下敷きに、250日間の勾留生活、今なお続く国家賠償訴訟の行方まで、約7年にわたる闘いをつぶさに綴ったノンィクション。

黙秘権のあり方や人質司法の問題点を世に問う1冊です




罵詈雑言を浴びせられる57時間の取調べ、 家族や友人に会えない250日間の勾留に、 あなたは耐えられますか?

どこにでもいる普通の夫・一児の父が尊厳をかけて闘った実話

弁護士だった江口大和さんは、2018年10月、交通事故を起こした男にうその供述をさせたとして、犯人隠避教唆の疑いで横浜地検に逮捕された。
任意の取調べでは一貫して事実無根を主張し、逮捕後の取調べでは黙秘に徹した。黙秘する江口さんに、検事は驚くべきふるまいに出た!! 「ガキ」「お子ちゃま」と子ども扱いをし、江口さんの中学生時代の成績表を取り寄せて数学と理科の成績を揶揄。その他にも罵詈雑言のオンパレード。
勾留は250日に及び、その間、家族や友人との面会はおろか、手紙のやりとりも禁止されていた。幾度となく接見禁止の解除や保釈を求めても、裁判所の壁が立ちはだかる……。
いつ外に出られるのか? いつ家族に会えるのか? 有罪になるのか再逮捕はあるのか――。
プロローグ それはある日、突然に

第1章 しゃべらなければ終わらない

第2章 時間と名前が消える部屋

第3章 再スタートの甘い誘惑

第4章 見えない敵に悩む日々

第5章 思い出ぶかい隣人たち

第6章 再会までの長い道

第7章 負けてもふたたび立ちあがる

最終章 やられっぱなしじゃいられない

補論 人質司法とはなにか

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