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スマホを持つ前に知ってほしいこと(仮)

3児の父で、ネットメディア論の専門家が教える

被害者にも加害者にもならないために! 親子で考えたい「人類総メディア時代」のネットの歩き方

著者 山口真一
ジャンル 生活・実用・子育て
ISBN 9784788720725
判型・ページ数 A5・200ページ
定価 1,980円(本体1,800円+税)
在庫 未刊・予約受付中
被害者にも加害者にもならないために! 親子で考えたい「人類総メディア時代」のネットの歩き方

──「はじめに」より抜粋──
 SNSに動画を投稿したり、自分の気持ちを文章で発信したり、アイディアを世界に広げたりすることも、スマホひとつでできてしまいます。こうした変化はとてもすばらしいことです。
 けれどその一方で、ネットにはウソや人を傷つける言葉もたくさんまぎれています。また、他人と自分を比べて自信をなくしたり、思いがけずトラブルに巻きこまれたりすることもあります。
 これらの問題は、ただ「スマホが悪い」「SNSが怖い」と片づけられるものではありません。
 そこには、私たち人間の心のあり方――「どう伝えるか」「どう向き合うか」「どう生きるか」といった、人としての土台が大きく関わっています。
 つまり、スマホやSNSの使い方を学ぶことは、「人間としての力」を育てることにもつながっているのです。

 私は大学でSNSやインターネットの研究をしている学者ですが、家では三人の子ども(10歳、2歳、1歳)を育てているお父さんでもあります。
 スマホをいつから持たせるか、どんなルールを作ればよいか、いつも悩みながら試行錯誤しています。
 この本では、研究と子育ての両方の経験をもとに、子どもたちが安全に、楽しくネットとつき合えるヒントを紹介していきます。

 この本は、小学生~高校生のみなさんに向けて書いています。
 でも、できればおうちの人といっしょに読んでもらいたいと思っています。スマホやネットを安心して使っていくには、子どもだけではなく、大人といっしょに考えることがとても大事だからです。
 これからの社会を生きるみなさんが、スマホやネットの力を上手に使って、自分らしく未来を切りひらいていけるように。この本が、そのための第一歩になることを願っています。
はじめに──スマホの時代を、どう生きる?

第1章 SNSが当たり前の世界
 ①スマホやタブレットがあれば、だれでも発信者
 ②SNSの長所とリスク
 ③アテンション・エコノミーって、何?
 ④情報のかたより

第2章 ネットの言葉がナイフになるとき
 ①言葉のナイフって、何?
 ②ネットで起こるトラブル――誹謗中傷と炎上
 ③加害者にも被害者にもなるかもしれない
 ④自分や友だちを守るために
 ⑤言葉でやさしいネットをつくろう

第3章 SNSが心に与える影響
 ①インスタ映えの裏側で…
 ②海外ではすでに大きな問題に
 ③どうやって気持ちを守る
 
第4章 ウソやデマが広がるわけ──フェイク情報の仕組み
 ①フェイク情報って何?
 ②どんな被害があるの?
 ③フェイク情報はなぜ広がる?
 ④フェイク情報がつくられるワケ
 ⑤選挙や政治にも広がるフェイク
 ⑥私たちができること
 ⑦私たちにできる心がまえ
 
第5章 AI時代のフェイク情報――「Withフェイク2.0時代」って?
 ①フェイク情報と生きる「withフェイク2.0時代」
 ②フェイク情報がどんどん見分けにくくなっている!
 ③AIとどう共存する?
 
第6章 SNSのうまい話にはワナがある?
 ① SNSで普通の子が悪いことに巻きこまれる?
 ②じつは犯罪だった…危ないバイトの正体
 ③どうして抜け出せなくなるの?
 ④だまされないためにできること
 
第7章 明日からどうする?――安全にネットとつきあうために
 ①リテラシーを身につけよう!
 ②誹謗中傷の被害者にも加害者にもならないために
 ③SNSで他人と比較して悩まないために大切なこと
 ④「楽してもうかる話」にはウラがある
 ⑤みんなでつくる、よりよいインターネット社会

付録1 誹謗中傷を防ぐ・対処するためのチェックリスト
付録2 情報を見極めるためのチェックリスト
付録3 相談できるところのリスト
付録4 用語集

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