明るい公務員講座 (単行本)

単行本

公務員38年、事務次官がすべて公開。

著者 岡本 全勝
ジャンル 行政・自治体・公務員
出版年月日 2017/02/15
ISBN 9784788714939
判型・ページ数 4-6・247ページ
定価 1,650円(本体1,500円+税)
在庫 在庫あり
★ 「仕事で悩んだときにどうするか。上司を説得する方法。後回しになっている仕事を進める方法など。小さいけれど大事な経験こそビジネス書には書かれていない。読んでなるほどと思ったら、実践してほしい。」
2018年4月5日付 日本経済新聞夕刊 著者コラムより

本書について
著者が富山県の総務部長をしていた1996年、公務員の仕事作法を書いた小冊子を出しました。「知る人ぞ知る」といわれたこの冊子は入手困難となっています。これを現代に合わせて大幅加筆して初めて書籍化いたしました。

県庁の事務職員から事務次官まで務めた38年の蓄積に基づく「仕事心得帖」。上司への報告、書類づくり、情報整理から苦手な上司との付き合い方まで。ここには公務員生活に必要なすべてが出ています。

こんな時どうするか?
「席に座っていると報告、相談、来客、雑務など日常に流されて肝心の課題に計画的に取り組めない」
→1日の計は前日にあり、1週間の計は前週にあり。金曜日に来週中に何をやらなければならないかを書き出す。

「能率よく仕事が進められない」
→縦長の罫紙の左側に日にち、真ん中に関係者との作業、右にあなたがしなければならないことを書いた「工程表」をつくり、関係者で共有する。

「会議ばかりが多く、時間をとられている」
→会議は仕事場の敵だ。資料配布とメールでの意見交換で済む会議、目的が不明確な会議がたくさんある。意思決定なのか、意見交換なのか目的をはっきりする。開始時間を厳守し、終わりの時間を決めておく。

「超勤時間が多く問題になっている」
→100点満点を目指すのをやめる。80点でいい。残りの20点を取ろうとすると、80点を取るのに費やした以上の労力が必要になる。

「上司に報告文書をちゃんと読んでもらいたい」
→1枚にまとめる。項目は3つまで。人間の脳は1,2,3の次は「たくさん」。4つ以上書くと上司の頭には何も残らない。

「分かりやすい文書を書きたい」
→書いた文をいちど英語に訳してみる。主語、目的語を考えることになる。英会話能力が優れていない方が「分かりやすい文章にする」には良い。
→「適切に対処する」「整備の推進を図る」「所要の措置」「積極的に検討」「体制整備」「高度化」などが出てくるとうさんくさくなる。家族に伝わる言葉を使う。

「同僚や部下、住民に怒りたくなることがある」
→テーブルの下で指を折って10数える。それでもおさまらない時は指を折ることを繰り返す。

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