猫が30歳まで生きる日 (単行本)

治せなかった病気に打ち克つタンパク質「AIM」の発見

単行本

世紀の大発見!猫の寿命が2倍に!? 猫の腎臓病の原因がついに解明。さらに、AIMは人間のさまざまな病気にも活用可能

著者 宮崎 徹
岩合 光昭 表紙カバー写真
ジャンル 科学・テクノロジー
ノンフィクション
生活・実用・子育て
出版年月日 2021/08/12
ISBN 9784788717558
判型・ページ数 4-6・244ページ
定価 1,980円(本体1,800円+税)
在庫 在庫あり
★日本経済新聞【目利きが選ぶ3冊】竹内薫さん(8月26日付)
★Newton (2021年10月号)
★AERA(2021.9.27特大号)森永卓郎さん
★週刊 東洋経済(2021.9/25号)HONZ編集長 内藤順さん


世紀の大発見「AIM」で、猫の寿命が2倍に!
しかも、人間のさまざまな病気にも活用可能。
人も猫も、もっと長生きできる未来が来る。

 日本では1000万頭近い猫が飼われているといわれますが、その多くが腎臓病で亡くなっています。猫に塩分を控えた食事をさせて日々気をつけていても、加齢とともに腎機能は必ず低下してしまいます。そんな猫の腎臓病の原因は、これまでまったく不明でした。

 そんななか、宮崎徹先生が血液中のタンパク質「AIM(apoptosis inhibitor of macrophage)」が急性腎不全を治癒させる機能を持つことを解明しました。猫は、このAIMが正常に機能しないために腎臓病にかかることもわかったのです。

 この AIM を利用して猫に処方すれば、腎臓病の予防になり、猫の寿命が大幅に延び、現在の猫の平均寿命である15歳の2倍である、30歳まで生きることも可能であるとされています。

 ──これは、愛猫家にとっては、とてつもない朗報です。さらに、AIMは、猫だけでなく人間にも効き、また腎臓病だけでなくアルツハイマー型認知症や自己免疫疾患など、これまで〈治せない〉と言われていた病気にも活用が期待されます。

 本書は、最新医療の研究現場のリアルを伝えます。



※書籍試し読みはこちら

2023年6月17日「インターペット大阪」での獣医師・徳本一義先生との対談 (撮影者:長澤大輔)


はじめに――ヒトの医者、ネコの薬に挑む
序 章 「余命1週間」からの復活
第1章  臨床から基礎医学の世界へ
第2章  研究の修行時代
第3章  謎のタンパク質「AIM」との出会い
第4章 〈治せない病気〉とAIM
第5章  AIMによる〝ゴミ掃除〟と腎臓病
第6章  ネコの腎臓病とAIM
第7章  腎臓病のネコにAIMを投与
第8章  ネコ薬の開発
第9章  臨床試験に向けて
第10章 新型コロナウイルスとAIM

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