ベニクラゲは不老不死

永遠に若返るスーパー生物のなぞ

何度も若返れるって…ほんと!?  不思議な生き物「ベニクラゲ」の秘密を なぞの生物学者ベニクラゲマンが、いま解き明かす!

著者 久保田 信 監修
小野寺 佑紀
いとうみつる デザイン・イラスト
ジャンル 科学・テクノロジー > 科学読み物
児童書
出版年月日 2019/03/30
ISBN 9784788716148
判型・ページ数 4-6・152ページ
定価 1,320円(本体1,200円+税)
在庫 在庫あり
ベニクラゲ

死にそうになると、何度も若返ることができる―。
まさかと思うかもしれないけど、そんな夢みたいな動物が本当にいるんだ。
それが、ベニクラゲ。

カサの直径1cmほどのこの小さなクラゲは、強いダメージを受けたりして死にそうになると、大人の体から子どもの体に戻ってしまうんだ。まるでチョウがイモムシに戻るようにね。もしかしたら無限の寿命をもっているかもしれないので、「不老不死のクラゲ」って呼ばれることもある。
そんなベニクラゲの体には、いったいどんな秘密が隠されているのだろう。

その秘密をずっと研究しているのが、久保田信博士。京都大学の研究室でベニクラゲを14回若返らせた世界記録を持つ科学者だ。ベニクラゲが好きすぎて、とうとう自分で「ベニクラゲ音頭」まで作って歌っている、ちょっとユニークな先生でもあるんだ。

この本では、久保田博士の監修のもと、ベニクラゲの「ベニ太」「ベニ子」「ベニチーチさん」がナビゲーターとなって秘密に迫っていく。話は、iPS細胞など最先端の科学に関係したり、生き物にとって「寿命」とは何なのかまで広がっていくけど、心配しないで。ベニ太たちが、とっても楽しく、分かりやすく、解説してくれるから。

不思議な生き物にわくわくしている君、クラゲが好きなお兄さん・お姉さん、そして「若返り」という言葉にピクンと反応したお母さん、みんなに読んでもらいたい本なんだ!


第1章 発見は偶然から
 チョウがイモムシになる!?
 日本のベニクラゲも若返るか?
 〈コラム〉クラゲもいろいろ

第2章 若返ってボンジョルノ
 クラゲってどんな生き物?
 増え方がややこしい
 日本のベニクラゲ
 こうしてぼくたちは若返る
 大事で奇妙な「口柄」
 〈コラム〉ミクロな毒矢

第3章 細胞にかくされた秘密
 イモリに似ている?
 iPS細胞とベニクラゲ
 4分の1は未知の遺伝子だった
 若返るクラゲがほかにも?
 〈コラム〉ノーベル賞を受賞したクラゲ

第4章 正解のない、奥深い話
「 不老不死」なんてありえるの?
 寿命があるのはなぜ?
 ベニクラゲはなぜ若返る?
 〈コラム〉スーパー動物のNo.1は?

第5章 歌うサイエンティスト
 海の生き物に魅せられて
 毎日毎日、顕微鏡でクラゲのお世話
 漂着物も大事なテーマ
 オリジナルの曲で生物への愛を歌う
 「ベニ研」から広がる世界

同じジャンルの商品

SHOPPING ご注文

定価1,320円(本体1,200円+税)

ネット書店で購入

SHARE シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加

おすすめ書籍

  • 2025年度版問題集

  • 新毒物劇物取扱の手引き

  • 教員採用試験対策サイト

  • 日本伝統文化検定