検証 米国農業革命と大投機相場

バイオ燃料ブームの向こう側で何が起きたのか!?

著者 増田 篤
ジャンル 政治・経済
出版年月日 2010/05/25
ISBN 9784788710627
判型・ページ数 4-6・308ページ
定価 2,640円(本体2,400円+税)
在庫 在庫あり
強欲マネーに翻弄される農と食。石油、穀物市場での投機バブル復活に警告。
第1章 エタノールブーム勃発
 ・ブームの始まり―サウスダコタにて
 ・ブッシュ大統領の進軍ラッパ
 ・エタノールの時代が来た
 ・イエローを目指せ―米自動車大手の号令
 ・なぜバイオ燃料か

第2章 農業革命、そして逆風
 ・米国農業の革命だ!
 ・もう一つの農業革命―GM技術
 ・にわかに強まる逆風
 ・急激に悪化する経営環境

第3章 シカゴ市場、空前の活況
 ・世界最大の先物取引所誕生
 ・電子取引革命とCMEの台頭
 ・市場経済のグローバル化と取引所
 ・その後のシカゴ先物市場

第4章 2008年の大投機相場
 ・歴史的な穀物相場の高騰
 ・ウォール街の抜け道―商品指数ファンド
 ・議会とウォール街のバトル
 ・現物需給はひっ迫していたのか
 ・市場規制強化に向かうオバマ政権

第5章 米国農業の強みと限界、変化の兆し
 ・バイオ燃料ブーム、その後
 ・“不自然な国アメリカ”と変化の兆し
 ・持続的農業は小規模であり続けろ―ある有機農家との対話

第6章 日本が学ぶべきものとは―市場原理主義を超えて
 ・食料とエネルギー
 ・食料危機とは何だったのか
 ・農業の真の復権はあるか
 ・米国型市場経済モデルと日本

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