海援隊異聞

幕末、海防からはじまった日本の総合商社誕生の軌道

著者 加来 耕三
ジャンル 社会・歴史
出版年月日 2010/12/21
ISBN 9784788710559
判型・ページ数 4-6・400ページ
定価 2,640円(本体2,400円+税)
在庫 在庫あり
“海”に賭けた男たちの知られざる航跡が今、明らかになる。
はしがき―「海防」から誕生した日本の商社

序章  黒船に乗ったナポレオン
 ペリーが持ち込んだ秘密兵器/吉田松陰と『イソップ寓話』/
 “パクス・ロマーナ”(ローマの平和)/西洋流砲術を修めた龍馬/
 日本海軍の父・佐久間象山/象山と龍馬の共通点/
 自由の英雄・ナポレオン/ナポレオンを広めた人々/
 象山、己れをナポレオンに擬す/象山の凄味/師弟の邂逅

第一章 日本海軍誕生史
 海軍の意味合い/日本海軍の恩人ファビュス中佐/
 日本人が手にした最初の黒船/海軍伝習所、開設される/
 苦悩する伝習生たち/第二期生を生み出したフェートン号事件/
 木村喜毅の着任/日本人を見直したカッテンディーケ/
 大老・井伊直弼の登場/「海防」と経済/
 咸臨丸渡米/海舟の主張―「一大共有の海局」

第二章 坂本龍馬の軌道
 亀山社中の原点/攘夷と開国の狭間/
 土佐勤王党と山内藩主家の事情/お家断絶となっていた土佐藩山内家/
 鯨海酔侯と越前少将/龍馬、脱藩す/龍馬は何処へ/
 龍馬の甥・高松太郎/武市半平太と吉田東洋/東洋暗殺後の土佐藩/
 太郎と龍馬の義弟/「破約必戦・大開国」論と大政奉還論

第三章 藩立サツマ商社
 天文学的な負債/調所笑左衛門の登場/非合法な再建/
 名君・島津斉彬/「二つ頭」をもつ藩主/
 異国船を撃退していた薩摩/斉彬の仏艦購入と、牧志朝忠/
 「資性方正厳格」の久光/薩摩藩最強・最高の宰相/
 帯刀の生涯を決した「小松家」/藩立サツマ商社とアメリカ南北戦争/
 石川確太郎の発見

第四章 神戸海軍操練所の可能性
 小松帯刀に相談をもちかけた高松太郎/神戸海軍操練所の誕生/
 神戸海軍塾の白峰駿馬/“人斬り以蔵”の正体/
 四カ国連合艦隊の馬関攻撃/土佐と長州の確執/
 坂を下る土佐勤王党/安岡金馬の生涯/
 神戸海軍操練所から亀山社中へ/小曾根家の人々/
 「幕府を倒す以外にない」/西郷と龍馬の邂逅/
 公金横領を疑われた竜馬たち

第五章 亀山社中と兵庫商社
 亀山社中、創設される/蘭学から洋学へ/
 近藤長次郎の死から第二次長州征伐へ/第二次長州征伐の真相/
 海舟の復帰と亀山社中の倒産/土佐海援隊の発足事情/
 呉越同舟の思惑/小栗忠順の凄味/
 小栗忠順、訪米で名声を博する/“土蔵つき売家”の意味するもの/
 日本最初の近代カンパニー・横須賀製鉄所/
 外圧で潰された「国益会所」/「兵庫商社」と「大和交易」/
 土佐海援隊の規約をつくった男

終章  跡を継ぐ人々
 その後の海援隊/龍馬の意志を受け継ぐ/
 龍馬についての思い出を語る/地下浪人の子・岩崎弥太郎/
 龍馬と弥太郎/“三菱”の草創物語/商都大阪の恩人/
 グラバーと五代の出会い/小栗上野介の弟子・三野村利左衛門/
 “三井”の幕末維新/時代の人・益田孝

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