「境界国家」論

日本は国家存亡の危機を乗り越えられるか?

著者 小原 雅博
ジャンル 政治・経済
書店発売日 2012/07/26
ISBN 9784788711938
判型・ページ数 4-6・332ページ
定価 3,080円(本体2,800円+税)
在庫 在庫あり
日本は「大復興」する中国と「アジア回帰」する米国との狭間に位置する「境界国家」である。

その戦略は、明治以来の「アジアか欧米か」という二者択一ではなく、日米同盟と日中協商を共に追求する二者両立でなければならない。
それは「境界国家」日本にとっての「究極の選択」であり、「外交の真髄」でもある。
はじめに
序章 「境界国家」日本の選択
1 漂流する日本丸
2 国家の盛衰
3 「責任ある大国」への期待
4 「第3の危機」にある日本の選択

第1章 チャイナ・ジレンマ ―強大化する中国の衝撃
1 中国「大復興」のチャンスとリスク
2 「大復興」する中国の対外姿勢
3 軍事パワーのせめぎ合い
4 政治経済モデルと価値をめぐる相克

第2章 激動するアジア秩序の形成 ―日本のアジア外交の回顧と展望
1 日本の「アジア重視」
2 地域主義の胎動
3 地域主義の深化と拡大
4 パワーと理念――日米同盟と東アジア秩序
5 「東アジア共同体」の行方
6 米中関係の新展開
7 自由で繁栄するアジア太平洋秩序の形成

第3章 日本最後の「開国」 ―「奥田ミッション」が残したもの
1 日本の再生とアジアへの「開国」
2 「アジア経済再生ミッション」(「奥田ミッション」)
3 日本の「ものづくり」の強さ
4 東アジア歴訪
5 首相への報告
6 難航した報告書作成
7 「日本を開く」報告書の誕生
8 「日本開国」へのその後の動き
9 「開かれた日本」への歩み
10 「奥田ミッション」の再出発とその障害
11 環太平洋パートナーシップ(TPP)と日本「最後の開国」
12 最後の「開国」に必要な政治のリーダーシップ

終章 「境界国家」日本の再生
1 もう一度「開かれた」をキーワードに! 
2 日本の強さとアジアの「ハブ国家」
3 理想主義と現実主義
4 中国台頭のジレンマ
5 日米中関係の行方
6 「境界国家」日本の役割と戦略
あとがき

注釈

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