ファンを集められる会社だけが知っている 「ブランド人格」 (単行本)

単行本

好かれて応援される企業は、何が違うのか? 「一人の"人格”を持った人」として「ブランド」をとらえる、次世代ブランディング

著者 鬼木 美和
ジャンル 経営・ビジネス
出版年月日 2024/03/13
ISBN 9784788719095
判型・ページ数 4-6・224ページ
定価 1,980円(本体1,800円+税)
在庫 在庫あり
好かれて応援される企業は、何が違うのか?
「一人の"人格”を持った人」として「ブランド」をとらえる、老舗の広告代理店の大広が培った、次世代のブランディングの秘伝。
 
「好かれる企業」は、「やさしい」「親切」「活気がある」「挑戦的」というように、まるで友だちであるかのように語られます。
 それは、企業の「らしさ」「個性」を、無意識に人と同じ「人格」でとらえているからです。

 会社も、同じ業種・業態であっても、人のように性格も役割も違います。
 成長する過程で、賛同し支援してくれる仲間を集め、成長と変革を実現していくのです。

ブランド人格」によって、

・理解されやすく、他と区別しやすいため、共感を得られます。

・築かれる良好な関係は、他に替えがたく、永く続いていきます。

・次の提案も受け容れやすく、経済活動の好循環を実現します。

・戦わない、共鳴・共創の次世代マーケティングが作られます。

 本書では、「ミッション」「ビジョン」「バリュー」だけで不足していた、これからの時代にあった視点を提示した、次世代のブランディングについて、具体的な実践事例を上げながら、ワーク形式で述べます。
はじめに

第1章 なぜブランディングはうまくいかないのか?
 1 そもそも「ブランド」って何? 「ブランディング」って何すること?
 2 何のために「ブランディング」をやるの?
 3 なぜ「ブランド」の議論はいつも途中で行き詰まるの?
 4 「ブランディング」と業績はつながらない?
 5 ブランドは誰が担うもの?
 
第2章 基点となる「ブランド人格」を描き出す
 1 注目されるパーパス議論
 2 企業としての志、想い・願いを読み解く
 3 企業を取り巻く環境を見る
 4 「ブランド人格」という企業の自己紹介を描き出す
 5 企業の「ブランド人格」を像にする

第3章 「ブランド人格」が動き出す
 1 人としてどう思われたいか?──「6+1の期待値目標」の設定
 2 自分の物語を描く──活動事実の掘り起こしとストーリー化
 3 ブランド人格に欠かせない仲間たち──ブランディングのターゲットとチャネル開発
 4 小さな成功を糧に歩み続ける──ブランディングの評価と補正(Check&Balance)

第4章 「ブランド人格」が活きる(活かす!)
 1 何のための期待づくりか?──期待値の機会化(活動の統合・連鎖)
 2 「企業」だけじゃない、ブランド人格の厚み──ブランドの体系化
 3 「顧客との関係に活かす」の厚み──マーケティング戦略化
 4 次の成長に向けた物語の進化──経営戦略化

第5章 個性豊かな、多様な「ブランド人格」
 1 ロングセラーブランドと新規ブランドを比較する
 2 コーポレート・ブランドとプロダクト・ブランドを比較する
 3 BtoCブランドとBtoBブランドを比較する

第6章 ブランディングの拡がり
 1 「人財」との関係が拡がる、深まる
 2 「株主」との関係が変わる、深まる
 3 危機において、最も問われる「ブランド人格」

おわりに──ブランディングと企業価値

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