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4月16日開催『メディアリテラシー 吟味思考を育む』刊行記念ウェビナーのお知らせ
「子どもたちは、どうSNSやメディアとつきあうべきか〜自立・自律とメディアリテラシー」
岡田武史 × 工藤勇一 × 山脇岳志
草本朋子(モデレーター)
書籍『メディアリテラシー 吟味思考(クリティカルシンキング)を育む』刊行記念ウェビナー
【概要】
「子どもがスマホばっかり見て、勉強しない」「SNSでいじめが起きている」
子どもとSNS、メディアの関係は、ネガティブな話題が多くなりがちです。
ネット上のさまざまなデマや虚偽ニュースにまどわされるケースも増えています。
スマホの中に情報があふれている現在、子どもたちとSNS・メディアとのつきあいをどう考えるべきなのでしょうか。子どもの自立・自律を促すために、学校の先生や保護者は、どう行動すべきなのでしょうか。悩みはつきません。
そこで、スポーツ×教育×メディアの各界を牽引する3人のパネリストをお迎えし、子どもの自立と自律、そしてSNS・メディアとのつきあい方について議論します。
サッカー界のレジェンドで、日本代表監督を務めた岡田武史さん。FC今治の経営者でもあり、「自立する選手、自律する組織」を育てる岡田メソッドを提唱されています。今治市内の高校の参与を務めるなど、教育にも強い関心をお持ちです。
横浜創英中学・高等学校校長の工藤勇一さん。東京都千代田区立麹町中学校で、学級担任制、定期テストなどの「学校の当たり前をやめた」ことで知られ、現在も「子どもの自律」を促すための教育改革に取り組み、発信されています。
朝日新聞でGLOBE編集長や、アメリカ総局長を務めた山脇岳志さん。ニュースアプリのベンチャー企業、スマートニュースに転職し、メディアリテラシー教育に携わっておられます。本書の編者の一人でもあります。
モデレーターは、草本朋子さんです。草本さんは、金融機関での国内外の勤務を経て、長野県白馬村に移住。持続可能な社会を実現するための教育を目指して「白馬インターナショナルスクール」の創設を決意、近く同校は開校予定です。
情報が飽和する時代の教育に関心をもつすべての方々へ――。
多彩なパネリストによるトークイベントをお楽しみください。
【開催日時】
2022年4月16日(土) 13:00~14:30 ※参加無料お申し込みはこちらから▼
https://medialiteracy2.peatix.com/
【登壇者プロフィール】
岡田武史(おかだ・たけし)FC今治運営会社「株式会社今治.夢スポーツ」代表取締役
大阪府出身。早稲田大学政治経済学部卒。同大学でア式蹴球部所属。大学卒業後、古河電気工業に入社しサッカー日本代表に選出。 引退後は、クラブチームコーチを務め、1997年に日本代表監督となり史上初のW杯本選出場を実現。その後、Jリーグの札幌や横浜での監督を経て、2007年から再び日本代表監督を務め、2010年のW杯南アフリカ大会でチームをベスト16に導く。中国サッカー・スーパーリーグ、杭州緑城の監督を経て、2014年11月、当時、四国リーグに所属していたFC今治のオーナーに就任。現在は、J3に所属。日本サッカー界の「育成改革」、そして「地方創生」に情熱を注いでいる。著書に『岡田メソッド――自立する選手、自律する組織をつくる16歳までのサッカー指導体系』(英治出版)、共著に『勝利のチームメイク』(日本経済新聞出版)など。
工藤勇一(くどう・ゆういち)
学校法人堀井学園 横浜創英中学・高等学校 校長
山形県出身。東京理科大学理学部応用数学科卒。公立学校教員、東京都教育委員会、新宿区教育委員会教育指導課長、2014年から千代田区立麹町中学校校長を務めた。麹町中学校在職中、学校運営に全教職員、生徒・保護者を当事者として巻き込みながら、形骸化した教育活動をスクラップし、再構築した。宿題や定期考査の全廃、学級担任制の廃止、服装頭髪指導の廃止など「学校の当たり前」をやめ、子供の自律を育てる教育を主導、全国的に知られるようになる。2020年から現職。著書に『学校の当たり前をやめた。―生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革』(時事通信社)、『麹町中学校の型破り校長 非常識な教え』(SB新書) など。
山脇岳志(やまわき・たけし)
スマートニュース メディア研究所 所長
兵庫県出身。京都大学法学部卒。1986年に朝日新聞に入社後、事件・行政担当、経済部記者、論説委員、GLOBE編集長、アメリカ総局長、編集委員などを経て退職。調査報道にも携わる。この間、オックスフォード大学客員研究員(Reuter Fellow)、ベルリン自由大学上席研究員を経験。トランプ大統領が誕生した選挙を現地で取材した後、教育問題も取材するように。2020年にスマートニュース メディア研究所の研究主幹に就任、メディアリテラシー教育やメディア研究に携わっている。2022年より現職。京都大学経営管理大学院特命教授を兼務。著書に『日本銀行の深層』(講談社文庫)、『現代アメリカ政治とメディア』(編著 東洋経済新報社)など。
草本朋子(くさもと ・ともこ)
一般財団法人 白馬インターナショナルスクール設立準備財団 代表理事
熊本県出身。東京大学経済学部卒。モルガン・スタンレー東京支店、NY本社勤務後、カリフォルニア大学バークレー校 Haas School of Business で経営学修士号(MBA)を取得。ゴールドマン・サックス東京支店、NY本社のプライベイートエクイティ部門で投資業務に従事。長女の出産を機に金融業界を引退後、三児の母となる。長野県白馬村の大自然に魅了され、子育てのためオーストラリア人の夫と2009年より白馬在住。2017年4月、白馬インターナショナルスクール設立準備財団を設立、2022年開校予定。白馬中学校の運営協議員、白馬高校のグローバルコーディネーターとして白馬の公教育にも深く関わる。